いまインターネットが使えなくなったら困る人がほとんどだと思います。
音楽や映画、漫画などエンタメ作品もダウンロード販売に変わってきていますし、自分の大事なデータもネット上(クラウド)へ保存するのが当たり前になってきています。
そうなるとインターネットを使うときに高速な回線であれば、コンテンツの表示が速くなり使っているオンラインサービスをスムーズに利用できます。
その最有力候補が光回線インターネット。
回線選びをする時には速さだけでなく、安定性も重視しておいた方が良く、従来の電話回線をネット回線として利用するADSLは天候次第で安定性が変わってきますので、それに伴い、通信速度も落ちてしまいます。
近年では、スマートフォン向けのモバイル回線の高速化が著しくなっています。LTEを採用したり、その技術をベースに新しい通信サービスとして展開したりしていますが、このモバイル回線は高速化技術を使う事で光回線に負けないぐらいのデータ通信のスピードを出す事が可能です。ただし、多くのユーザーが密集しているエリアでは一つの基地局を利用しようと回線の取り合いになってしまいますので、そのようなエリアでは本来の力を発揮させる事が出来ないでしょう。
一方で光回線は光ファイバーを使ってデータを伝送するので、ADSLやモバイル回線と比較して安定しています。速度は理論値より落ちてしまいますが、動画配信サイトで公開されている高解像度動画をスムーズに観られるだけの速さは確保出来ます。
そこで日本全国3000万以上(総務省データより)の世帯で契約されている光回線に注目し、最近急に増えてきた10ギガビットプランと一般的な1ギガプランの違いをまとめました。
10ギガプランと1ギガプランは何が違う?
通信速度が違う
10ギガプランと1ギガプラン最大の違いは通信速度です。って言われるまでもないですね(汗)見たまんまで10倍違います。
この数値は理論上のものなので実測値も単純に10倍とはいきませんが、1車線の道路と10車線の道路なら後者が圧倒的にスムーズなのはあきらか。普通列車とリニア、普通自動車とF1マシンに例えるともっとわかりやすいかも?
高速化された事で、データ容量が大きなコンテンツをスムーズに再生したり、オンラインストレージや動画共有サイトや写真共有サイトなどに高解像度の写真や動画をアップロードやダウンロードしたりする機会が増加していますが、高速であればあるほど役立ちます。
またこれらのプランが異なる点は導入している高速化技術であり、国際標準規格を採用しているケースもありますので、独自規格では無く、今後のスピード強化を図る上で重要な技術となっています。
ルーターが違う
10ギガプランで使われている高速化技術はハードウェア面でも対応させる必要があり、10ギガ対応のWi-Fiルーターを使うことになります。
ただし業者で対応ルーターを提供しているので、自分で好きなルーターを選びたい人でなければ気にする必要はありません。機器に関して不安に感じる必要はないでしょう。
10ギガプランが選べる業者はまだまだ少ない
光回線は高速化技術が次々と導入されており、この技術によって従来では引き出せなかったスピードを出せるようになってきています。
10ギガプランは近年登場してきたサービスで、関東地区でシェアを広げていた「NURO光(ニューロ)」が最初に導入しました。”世界最速”を堂々とアピールしているので、現状一番高速な通信プランなのは間違いないでしょう。
つづいて「auひかり」も導入へ、さらにauひかりと提携関係にあるコミュファ光やeo光でも10ギガ導入が発表されています。今後は他社にも広がっていき、いずれ10ギガが当たり前になっていきそうですね。
大幅に速くなった10ギガプランなら、4Kや8Kといった超高解像度映像をネットで閲覧出来るだけの環境を整えられるでしょう。
対応エリアの違い
1ギガプランは日本全国ほとんどのエリアで契約できるのに対し、10ギガプランは導入している光回線業者の少なさだけでなく申し込めるエリアも限定的です。
速度の違いの項目でF1やリニアに例えましたが、これらハイスペックマシンを使うには専用のサーキットやレールが必要なんですよね。10ギガプランも同じで、1ギガとは違う光ケーブルを用意しなければいけません。
そのため導入する際には、10ギガプランに対応している業者を探すだけでなく、対応している地域にユーザーが住んでいるのかどうか?も重要です。
対応している地域であればサービスを利用できますが、対応していなければどうにもならないので1ギガプランを選ぶことになります。
10ギガプランを選ぶメリット
10ギガプランを選ぶメリットは1ギガプランよりも大幅に高速なので、どんな大きなデータでもダウンロードやアップロードの速度が速い事ですね。安定性に関してはどちらも光ファイバーを採用しているので違いありません。
10ギガプランと1ギガプランのいずれを選ぶかはユーザーの用途次第ですが、料金は速度の違いほど変わらないので、エリアが対応しているのなら10Gbpsプランを検討してもいいですね。速度が速いほど将来的な利用にも対応し易くなりますし、動画を超解像度で視聴する事が今後増えてくるのであれば、最適な選択肢となります。
光回線選びのポイント
光回線選びはプロバイダーや料金だけでなく、高速な回線であるのか、安定して使えるのかが大事です。ユーザーのニーズに応えられるサービスを選ぶ事でユーザーの満足度は高まりますし、さまざまな用途で使える環境を整えられます。オンラインサービスの充実とともに光回線を導入するメリットは高まっているので、プラン選びは重要なポイントとなっています。
1ギガプランでは8K時代のネット動画に対応する事が難しくなっていく可能性は高く、より高速な回線が求められます。10ギガプランを選ぶ事でその条件を満たせますし、今から光回線を導入するなら10ギガプランにしておいたほうがいいですね。
理論値では10倍速くなりますが、実測ではそこまで行かなくても8K動画をスムーズに再生したり、超解像度のオンラインゲームをストレス無く遊ぶレベルの通信速度は確保出来ますので、オンラインサービスを使ったり、Webサイトを閲覧したり、SNSを使ったりという場合では問題なく使えます。
まとめ
提供業者が増えてきた光回線の10ギガプランと1ギガプランの違いについてまとめました。
まだ限定的な新プランではありますが、使えるエリアに住んでいるのであれば10ギガプランがおすすめです。
今後はますますインターネットの通信量は増えていきますからね。線が太いほうがつまらず快適に使えるのは間違いありません。
◆おすすめの光回線「おてがる光クロス」(10Gbps)