このページでは人気光回線サービスの「auひかり」についてまとめました。
auひかりはどんな光回線業者?
auひかりはKDDIが提供するインターネット光回線サービスです。
料金は?
auひかりのサービスには、auひかりホームとauひかりマンションがあり、auひかりホームは一戸建て用サービスで、料金は5000円程度です。
auひかりマンションは16戸以上の集合住宅(通常はマンション)で、料金は3800円で戸数により均一割でマンションの管理費に含まれるのが通例です。
最大速度や対応エリアは?
基本的にauひかりは日本全国で対応しています。
ただし一部エリアでは、地域特化で展開する光回線業者と業務提携している兼ね合いもあって契約できないところも。
光回線は従来1Gbpsでしたが、最近は5Gbpsと10Gbpsを持つサービスが提供されています。
ただサービス対応エリアは日本中とはいかず、東京都とその近郊(神奈川県や埼玉県、千葉県の一部エリアに限られているのが現状です。
auひかりも数少ない10Gbps対応サービスの1つで、NURO光と並んで日本ではいまのところ2社のみとなっています。
KDDIの5Gbpsと10Gbpsのサービスは超ひかりサービスプランと呼んでいます。
超ひかりはこれまでHWXXXと言われるように、ホームゲートウェイに限定されているように、戸建て限定となっているのが特徴でうす。
auひかり回線にはKDDIが自前の回線か、フレッツ光回線を借用するかの2つですが、超ひかりサービスでは自前回線のみであり、戸建てと2階以下の集合住宅のみのサービスになっています。
auひかりホームの場合には、auひかりホーム10ギガやauひかりホーム5ギガのサービス名で申し込み受付が始まっています。
auひかりの実測は?
いくらauひかりが1Gbps、5Gbps、10Gbpsといっても、利用機器の性能によって速度は変わってしまいます。
そこで自宅まで敷かれているauの光ケーブルがつながる機器についてみていきます。
インターネットボードの速度
5Gbpsや10Gbpsでのひかり通信回線では、屋外までの通信速度は速いでしょうが、屋内での各コンピュータに設置しているインターネットボードが100BaseTという規格のものでは、最大100Mbpsまでしか通信速度が上がりません。
100Mbpsは1Gbps(=1000Mbps)の10分の1なので、いくらauひかり回線が速くても、室内では最大10分の1しか速度がでないわけですね。
LANケーブルの速度
LANケーブルもCAT5(これまでのLANケーブルの仕様で、CATegory5の略)で、カテゴリ5の意味のツイストペアケーブル規格ですので、更なるCAT6以上の規格でクロストーク(Cross Talkの訳で漏話の意)による信号の減弱を阻止するLANケーブルが必要になります。
書いてるこっちも頭痛くなってくるフレーズがいっぱいですがまだまだ続きます(汗)
ゲートウェイ(ルーター)の速度
ゲートウェイ(Gate Wayの略で、インターネットとLANとのルータやNAT機能を持つインターフェース機器)は旧来BL190HWで速度が最大54MBpsでしたが、ヒカリ1GになるとBL900HWとなり、最大速度450MBpsとなりました。
今回5ギガ、10ギガのひかり回線になるとHGW(Home Gate Wayの略で家庭用ゲートウェイの意)がBL1000HWの型式になり、最大10Gbpsの速度を持ちブロードバンドルータ機能も備わっています。
BL1000HWの利用は別料金です
無線LANの内臓できるBL1000HWは、10Gbpsの場合には月額1,280円の追加になり、5Gbpsは500円の月額追加になるので注意しましょう。
ただし5Gbpsの場合、auスマートバリューに加入していると無料となります。
ここでも制約があり、auスマートバリューとはパケット定額料金を支払う仕組みで、2G/5G/20G/30Gなどがあり、1G未満のパケット使用では無料となりません。
auひかりユーザーが1G→5Gに変えるには
これまでauホームひかりで1Gbps利用している人が5Gbpsに変える場合には、HGWを変えるだけと、LAN環境の設定をし直すことによって利用することが出来ます。
無線LAN(Wi-Fi)の速度
無線LAN規格ではDraftIEEE802.11ax(Draftは暫定の意味)に対応しているので、LANとして最大2.4Gbpsになります。
IEEE802.11ac規格では最大1.7Gbpsです。
よってWi-Fi接続にしていると、せっかく10Gbpsプランを契約していても、最大2.4Gbpsしか使えないわけですね。
auひかりで10Gbpsを堪能するには?
LANボードも10G対応のものを
デスクトップPCを10Gbpsに対応するには、LANボードが旧来の1GLANボードでは利用しても通信が旧来のままです。
デスクトップ用10GLANボードは現在1万円以上します。
しかしLANボードを買って変えるには、PCのマザーボードとマザーボードで利用している内部バスの仕様が合っていないと故障をおこしますので、マザーボードの内部バス仕様を知っている必要があります。
当然、現在利用している通信機器の規約は最大1Gbpsに対応する機器の筈です。
LAN用スイッチングハブも対応のものに
LAN用スイッチングハブ(Switching Hubの訳で、異なる通信速度のケーブルを接続する集約通信機器の意)も変える必要があります。
しかし発売されているものは1Gbps対応の製品が大半で、外国製のスイッチングハブが数万円で売られている現状です。
これらの現状を踏まえると、10Gbpsの光通信を利用するには利用環境がいまだに不十分だと言えます。
が、出来ないことではありません。
ノートPC向けの10Gbps対応製品では、10Gbps対応LANはありません。
ラップトップ(LapTopの略で、膝の上の意)では、LANカードかLANアダプタ(USBタイプ)がありますが、1Gbps対応ばかりです。
今後、電力消費が少ない、小型化された発熱容量の少ないLANボードが出来ることでしょう。
まとめ
光回線業界でも人気が高く、シェア2位のauひかりのサービス内容について紹介しました。
世界最速にも対応し、これからますます注目が集まるauひかり。
auスマホユーザーであれば割引もあるため、快適さと節約を両立できるでしょう。
ドコモやソフトバンク・ワイモバイルユーザーならそれぞれの光回線サービスがおすすめですが、10Gbpsプランが選べること、調査会社によるユーザー満足度ランキングで上位ランクインしていることなどから、auひかりを選ぶメリットは十分あります。
ここを選ぶならついてでスマホキャリアも乗り換えてしまうとお得ですね。