2022年7月1日に株式会社NTTドコモが株式会社NTTぷららを吸収合併することが決定しています。
この統合によって何が変わるのでしょうか。
現時点で分かっていることをまとめました。
既存サービスはドコモが継続提供
ぷららで現在提供しているサービスは、ドコモが継続して提供します。
料金改定もありません。
これまでのサービスを継続するために手続きは不要です。
ただし、「ひかりTVブック」の「雑誌読み放題サービス」で、支払い方法をドコモ払いにしているなら契約が自動解約となります。
継続利用のためには、7月以降に別の決済方法を選択して、再度申し込む必要があります。
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カスタマーセンター・サポートセンター等、サービスの問い合わせ先の変更もありません。
法人サービスの問い合わせ先の名称が、「法人会員サービス担当」から「BUSINESS ぷららサポートセンター」に変更となるくらいです。
新規受付を終了するサービス
ぷらら提供の「ひかりTV」
NTTぷららが提供する「ひかりTV」の各プランは、2022年6月30日に新規受付を終了します。
ただし後述するようにNTTドコモから新たにリニューアルされた「ひかりTV」が提供されます。
これまで「ひかりTV」を利用していた人は解約しない限り、NTTぷらら提供の「ひかりTV」のサービスのままです。
「ひかりTV for docomo」
「ひかりTV for docomo」の新規受付は、2022年6月に終了します。
現在「ひかりTV for docomo」を利用中の人は、そのままの料金で引き続き利用できます。
「ぷらら光」
「ぷらら光」は、新規、転用および事業者変更手続きの受付が終了します。
「フレッツ・テレビ」を契約しているなら2022年6月以前に、転用/事業者変更で申し込んでも、受付がされない場合があります。
現在利用中の人は、継続してサービスを利用できます。
また、引越し等に伴うお手続きなど(事業者変更(出)、引越し(移転)、品目変更、ひかり電話の追加)も引き続き可能です。
終了するサービス
「ぷららポイント」付与
ISP・ひかりTVのオプションサービスやショッピング利用でたまる「ぷららポイント」の付与が、7月以降終了となります。
6月末時点で保有しているポイントは有効期間まで利用できます。
ただし、ひかりTV対応チューナー内のひかりTVショッピングおよびひかりTVブック、ひかりTVミュージックのポイント利用は6月末で終了となりますので、ポイントはWeb上での利用となります。
なお、「ぷららポイント」を「dポイント」に変換することはできません。
「ひかりTVエントリープラン」標準提供
ぷらら光などの「ひかりTVエントリープラン」の標準提供が終了します。
現在利用中の人で有料コンテンツの購入がこれまでない人は自動解約となり、2022年8月より順次視聴できなくなります。
購入済み有料コンテンツがあるなら、「お手がるプラン」(無料)に自動移行し、継続して視聴できます。
引き続き「ひかりTVエントリープラン」の利用を希望するなら、月額350円で利用できます。
モバイルアプリ「マイぷらら」
会員向けモバイルアプリ「マイぷらら」の提供が終了します。
契約内容の確認は、ぷららマイページでとなります。
新たに提供されるサービス
NTTドコモが「ひかりTV」をリニューアル提供
ぷららが提供する「ひかりTV」が新規受付を終了し、7月以降は、ドコモが新たに「ひかりTV」を提供します。
プランですが、「専門チャンネル・ビデオプラン【月額料金3,850円】」「専門チャンネルプラン【月額2,750円】」「基本プラン【月額1,100円】」の3つがあります。
ぷらら提供の「ひかりTV」には4つのプランがありましたが、よりシンプルになりましたね。そして料金も据え置きです。
「ひかりTV」を初めて契約する場合、どのプランでも、31日間無料で視聴できます。
また、「専門チャンネル・ビデオプラン」「専門チャンネルプラン」は、最大24か月間の月額料金が1,100円割引となります。
さらに、スポーツ中継などを視聴できる「DAZN for docomo」を同時に契約する場合、セット割引が適用され、月額料金が220円割引となります。
解約金の設定はありません。
こうしたサービスもこれまでのぷらら提供のものと変わらないですね。
これまでと違うのは、毎月の利用料金の支払いで、新たに「dポイント」がたまるようになります。
そして注意したいのが、これまでのぷらら提供の「ひかりTV」は今後も継続提供されるため、解約しなければ契約が継続すること。ぷらら提供の「ひかりTV」には「dポイント」は付与されません。
「dポイント」がたまるドコモの「ひかりTV」を利用する場合には、ぷらら提供の「ひかりTV」を一旦解約し、ドコモが提供する「ひかりTV」に新規申込みが必要です。
もしこれまでの録画コンテンツや購入済みコンテンツの引き継ぎを希望なら、7月1日以降、「ひかりTV」を解約する前に、ひかりTVカスタマセンターへ連絡してください。
まとめ
NTTドコモとNTTぷららの統合に伴う変更点などについてまとめました。
NTTぷららのサービスは、継続してNTTドコモから提供されます。
「ぷらら光」などの「ひかりTVエントリープラン」の標準提供がなくなるのは残念ではありますね。
でも「ひかりTV」では「dポイント」がたまるようになるので、ポイントをためている人にはうれしいですね。
いずれにしても2社が統合されることにより、ユーザー目線でより快適なサービスが今後も提供されることを期待したいものです。