ここでは固定回線の代表的なサービス「光回線」と、スマホなどで利用されている無線を使うモバイル回線を比べてみました。
光回線とモバイル回線を比較
光回線の特徴
光回線は自宅で使うためのインターネット回線で、回線事業者やプロバイダーと契約することで利用できます。
家で使う回線の為、開通させる際には工事が必要になるのが特徴です。
戸建て住宅の場合、家の近くにある電信柱から自宅へ回線を引く作業を行うのに、業者が家の中に入ります。
ただし、アパートやマンションなどの集合住宅の場合は既に回線の開通手続きがされている事があるので、後から開通手続きを行う必要も、立ち合い工事が不要な場合が多いです。
モバイル回線の特徴
モバイル回線は無線で行える回線であり、現在利用しているスマホなどの多くで使われている通信回線です。
光回線とは異なり、開通させる為の工事がないので家や通勤通学、会社など好きな場所でネット回線が使えます。
どっちを利用するかは、ネット回線にどのような事を求めるのかによって大きく違いがあります。
メリット・デメリットを比較
光回線のメリット・デメリット
光回線の場合は、工事に日数が掛かりますがケーブルを家に繋ぐので通信は安定している点が最大のメリットです。
動画視聴をしていても、読み込みが遅くなる心配もなく安心です。
速度制限もない為、家の中でどれだけネット通信を行っても気にする必要がなく、家族皆で利用していても料金は定額です。
モバイル回線のメリット・デメリット
モバイル回線になると、スマホやモバイルルーターを持ち運びすれば外でも気軽にネットを楽しめます。
場所を問わずに利用したい方にはオススメですが、モバイル回線は無線の電波を利用する為、通信混雑で速度の低下があります。
その他にもデータ通信を使い過ぎると速度制限に掛かってしまい、快適にネットを楽しめない状況も出来ます。
ライフスタイルに応じた回線を選ぼう!
どっちにもメリットデメリットが大きくありますが、自分のライフスタイルに注目をしてみると、自分に合った回線契約の内容が見付かるでしょう。
モバイル回線がおすすめの人
主に学生や一人暮らしの方、家の外でもネットを使いたい場合にはモバイル回線がオススメです。
一人暮らしという環境の場合、就職活動や転職、結婚などで引っ越しをする事も多い為、気軽に解約出来たり新居にも持ち運べる回線の方が便利です。
特に転勤が多い方の場合も同様です。
回線工事を行ってしまうと、退去する時に再び工事をして撤去をしてもらう必要なある為、一人暮らしの方には光回線は不便になってしまいます。
また基本的にモバイル回線の方が料金は安くなります。
通信費を節約したい人もこちらがおいいですね。
光回線がおすすめの人
一方で、引っ越しの予定もなく家族と暮らしている方や大容量の通信手段を確保したい方には光回線がオススメです。
WiFiルーターを自宅に設置すれば、家の中に無線環境を作る事が出来て、家族全員でネットを使う事が出来ます。
近年ではネット回線を利用出来るテレビを含めた家電も増えており、その手の家電を自宅に設置しているなら尚更、大容量の通信を使える回線が魅力です。
家族で沢山ネットを利用しても速度は落ちる事もない為、台家族のご家庭にも非常に向いています。
それぞれに特徴があるので、よく考えてから契約をしましょう。
どっちがいいかわからないなら?
外で使うかどうか?で考える
どうしても自分で回線を決められない場合、家の中と外、どちらで使いたいかを考えてみるのもポイントです。
モバイル回線は外で利用出来るので、使っているスマホが通信制限になってしまった場合、WiFiを利用してスマホを使う事が可能です。
これは旅行などでも便利であり、一台あるだけで突然の出来事にも対処出来ます。
家で使う事に重視する場合は、日頃スマホをどのように使っているのか考えてみましょう。
あまりゲームも動画の視聴もしない方や、契約している容量で充分にスマホが利用出来ているのであれば、外で利用する事を考えて回線契約を行うのは不要です。
主に自宅でパソコンやタブレット、家でのみ動画視聴をする際には回線工事を検討した方が良いでしょう。
使っているスマホのキャリアで考える
モバイル回線も光回線も、最近ではスマホと連携をしている事業も多くあります。
スマホとセットで契約をする事で割安になるサービスも展開されているので、使用しているスマホの契約会社で回線契約を行うのも一つの手段です。
ただし、注意しておきたい点が契約会社によって使えるデータ容量や速度制限が違う点です。
中には容量は無制限で利用出来ると記載があっても、実際には速度制限という意図がある場合もあります。
その為、各会社を比較して選ぶ事が重要です。料金的な面や使えるエリアに関しては、どっちも大差は少ないでしょう。
一部では回線に対応しているエリア、対象外の所もあるので、契約をしてしまう前に自分の自宅では回線を引けるのか、無線の回線は届くのかを下調べしておく必要があります。
確認もせずに契約した後に、使えなくて解約をする場合、解約に手数料が発生します。
トラブルを回避する為には事前に資料請求や、直接窓口で話を聞く事も大切です。
最近はネットで手軽に申し込みを行える環境が整っているだけに、特徴を理解せずに申し込んでしまうケースもあります。
その様な失敗を起こさない為にも、窓口で相談の上、どっちを契約するにしても最終的に判断をするのは自分なので、納得をしてから契約をしましょう。
まとめ
インターネット回線を契約するときに固定回線の光回線と持ち運べるモバイル回線のどっちを選んだらいいのか?についてまとめました。
外で使うことが1回でもあるならモバイル回線を選ぶことになります。
年1回くらいならそのときだけレンタルで済ませるのもありですが、とにかく外で使う可能性が間違いなくあるならモバイル回線が安心です。
外はスマホで十分、家でたっぷりインターネットを使いたい、家族みんなで使いたいなら光回線を選びましょう。
安定性や速度などモバイル回線より基本的に上です。
ここで紹介した選ぶポイントを参考に、後悔しないネット回線を選んでくださいね。