光回線

光回線契約で法人と個人の違いを解説

光回線契約で法人と個人向けの違いは?

光回線契約で法人と個人の違いを解説

個人ユーザーから大企業までインターネット必須の現在ですが、データが通っている光ファイバーケーブルは同じものを使っています。

ではサービスも同じか?というとそうではありません。やはり求められるレベルが違うため差はあります。

そこで法人向け(ここでは大企業)と個人ユーザー向け(中小企業含む)の光回線サービスではどんな違いがあるのか?についてまとめました。

法人と個人の光回線サービスの違いを比較

利用可能な帯域の違い

光回線契約で法人と個人向けの違いは、ネットワークの利用できる帯域が違っています。

個人向け

通常は、一般家庭であれば使用するネットワーク機器やパソコン、スマートフォンなどは限られており、10台程度がほとんどである場合も多いです。そのため使用できる帯域は小さくなっており、ネットワーク機器などの通信速度は限られてしまいますが、その分低価格で利用できます。

法人向け

法人向けの場合は利用できる帯域が大きくなっており、数百台から数千台のコンピューターやシステムサーバー、従業員のパソコンなどの機器の利用を対象としています。そのため大量に同時に端末がインターネットに接続しても、速度の低下を感じることはなく安定して利用できるようになっているのです。

IPアドレスの違い

IPアドレスの違い

割り当てられるIPアドレスも法人向けと個人用とで異なっていることが多いです。

法人向け

中小企業であれば割り当てられるグローバルIPアドレスも小さいものになっていることが多いですが、数千台規模のコンピューターを取り扱っている大企業であればIPアドレスは割り当てられる数が多くなっています。

最近はルーターのDHCP機能を利用して割り当てることができるIPアドレスの再利用などを推進しており、枯渇の問題はありませんが、企業向けの光回線で通信不良が発生してしまうと業務が止まってしまう影響があり、その経済的な被害は未知数です。そのような問題を発生させないようにするためにも、なるべく割り当てることができるIPアドレスは多く用意されていることが多いのです。もちろん割り当てることができるIPアドレスが多くなる代わりに、利用料金が高くなってしまうケースもあります。

個人向け

個人向けではそれほど端末をインターネットに接続する必要はないので問題はありませんが、IPアドレスの割当て可能台数を増やすことも可能なので、予算に余裕があれば利用してみるとよいでしょう。

トラブル発生時の保証の違い

法人と個人 トラブルやサポートの違い

法人向けに契約された光回線と個人向けのものとでは、ネットワークの障害時の保証も大きく違いがあります。

法人向け

たとえば、プロバイダ側でネットワークの障害が発生したとしても、業務の再開を優先させるために復旧作業を優先させてもらうことができます。もちろんインターネットの接続が止まらないようにするためにも、通信経路を二重化、三重化することによって切断されないような仕組みになっているのです。こうすることによってケーブルが物理的に損傷したり、断線したとしても、別の経路を使用してインターネットに接続し続けることができるようになっています。

個人向け

一般家庭用ではこのような対策が行われていないので、法人契約された光回線とは違い、障害が発生したらすぐにネットワークに接続できなくなってしまうことがあるので注意しましょう。

その他サービスの違い

その他のサービスでも大きな違いがあります。

バックアップサービス

たとえば、サーバーのデータをバックアップしてくれるサービスがあります。これはプロバイダのオプションサービスの一つとして利用可能で、企業の個人情報や業務で利用する情報などをプロバイダが遠隔でバックアップしてくれるサービスです。

このメリットはウイルス感染によるデータの破損や、企業内のディスクの物理的な破損に対するものであり、事業者側に連絡すればすぐにバックアップ用のディスクが届けられます。これによりウイルスに感染したとしても、ネットワークを切り離した独立回線で使用することで業務を継続できるようになっているのです。

業務継続によって経済的な被害を低減させることができる他、安全が保証された光回線事業者のサーバーにバックアップされることによって、個人情報などが流出して信用を失墜させてしまう心配もありません。

サーバーレンタル

他にも各種のサーバーをレンタルできる機能も用意されています。法人であれば企業内でメールを使用したり、小さなやり取りをするためにIRCを使用したりすることもあります。他にも社内のウェブサーバーを起動させることで、勤怠管理が可能になるなどのメリットもあるのです。

法人向けはより安心して使えるサービスが充実している

法人と個人 サービスの違い

以上のことから一般家庭向けのものと、会社向けに用意されたものとでは、非常に多くの違いがあります。

とくにネットワークの帯域が十分に確保されているので、複数の端末を使用して同時にインターネットにアクセスしても、問題なく利用できるのです。更に各種サービスが充実しており、障害時にも優先的に対応してくれるなどの保証も充実しています。

ただし、一般家庭のものとは違って中小企業には向いておらず、コストも高いので、接続するネットワーク機器や端末の台数が少ない場合は一般家庭用のものを利用したほうがよいでしょう。

とくに零細企業などであれば家庭向けに作られた光回線のプランで契約してもほとんど不便を感じることなく利用できて非常に便利ですし、コストの削減にもつながります。企業向けのプランも施設内に自社サーバーを設置することでも対応可能です。

 

まとめ

一番安定していて速度も速いインターネット回線サービス「光回線」において、法人と個人で契約した場合の違いについて紹介しました。

個人であれば一時的にネットに繋がらないなどのトラブルがあっても損害が発生することはほぼありませんが、法人(大企業)となるとそうはいきません。

もし何かあったら光回線事業者側のブランドイメージだけでなく、金銭的にも大きな損害が発生する可能性があるため、回線障害への対応スピードや保証の面で大きく違ってきます。

とはいっても手厚いサービスである以上料金も高くなるので、個人では必要ないものですね。

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