北海道の地名と言ったら、
- 札幌ラーメンの札幌
- 日本最北端の稚内
- 旭山動物園のある旭川(旭川動物園じゃなかったんだ・・・)
くらいしか思い浮かばない他県民ですが、この中で旭川市にほど近い「上川郡東川町」という地区で光回線が整備されるというニュースを見かけました。
さっそく東川町をグーグルマップでチェックしてみると、こんな場所に在ります。
大雪山の山頂付近だけ見事にスルーしつつ山間部面積がかなり多めな場所ですね。
まさか大雪山でも光回線が使える?
って一瞬思いましたが当然そんなわけもなく。お金の無駄遣いですからね。むしろそんな無謀プランにゴーサインだす町長はすぐにでも辞めてもらわないと。
東川町にある観光地らしきものは旭山ロープウェイくらい?少なくともマップ上では見当たらず。
この地をよく知らない他県民からすると「なんでここに光回線を?」って感じです。
光回線を北海道上川郡東川町に整備する理由は?
1990年台にインターネットが普及し始めてから、2000年以降に日本では「IT基本法」っていう法まで定めてとことんブロードバンド普及に努めてきた結果、世界でもトップレベルの普及率になっています。
でも離島や山間部では整備しても儲からないので普及が進んでいないのが現状です。
電話線でネット接続する昔の遅い回線なら繋がるんですが、光回線は光ケーブルなので別。
でも電話線は日本に住んでる人みんなが同じように使えるサービスとして、国がNTTに儲からなくても全国に整備・管理するよう義務付けてるんですが、光回線はその対象になってないんですよね。
ってことで人口少なめな地区ではなかなか整備が進んでいません。
ちなみに日本のブロードバンド普及率が高くなっている要因はADSLや光回線の整備が進んでいるから。で、ADSLは電話線を利用するタイプなので山間部でも使えそうですが、「電話交換局」っていう中継器がある場所から離れるほど使えなくなるシロモノです。
となると、民家が点在している地方では合わないですね。もし100m四方に家1軒程度しかない地域でそれら家のためにいくつも電話交換局を設置するとかもったいなさすぎる(汗)
ってことで光回線ならイケるんじゃね?とある研究者さんが考え、北海道で数少ない人口増加地区でもある東川町を対象にアンケートをとった結果、需要もあり。
また、同じ田舎ですでに光回線を整備した北海道の「西興部村」ってところで、インターネット環境が整ったことでいろんなビジネス展開が見られたため、東川町にも整備して研究してみよう!となったようです。
要するに
田舎の東川町に光回線整備してその後どんな影響がでるのか?を研究するため
ってことですね。
まとめ
これで「西興部村」に続いて良い結果が出たら光回線が整備されていない山間部や田舎でも将来使えるようになっていくかもしれません。
私の実家は山奥にあるんですが、インターネットがつながらないからあまり行きたくないってのもありますし、ネット環境が快適なら過疎地域に住んでもいいかな、なんて思いもあり。
今はインターネットでなんでも買える時代ですし、人と関わりたくないって人にど田舎暮らしは最適なんじゃないかと。田舎の売れない中古民家なんてそんな高いもんじゃないですし。村のシキタリとか決まり事あると面倒くさそうですけど。
過疎すぎて村人自分だけ!みたいな地区で自分だけの王国を建国するなんていいかもしれない。
でも人がいなければ光回線も整備されるわけないので無理な話でしょうね(汗)
ってことで勝手に期待されるのは大変かもしれませんが、東川町の町民さんたちにはぜひ光回線とネットを活用したアクションを起こしていってほしいと思います。