自宅にインターネット環境を導入したい!
でも、不慣れな方だとどうしてもハードルが高く感じてしまうのは「工事」について。
工事内容から素朴な疑問まで、光回線のサイトでよくみかける質問を簡単にまとめてみました。
工事費とルーターの項目では、お得になるプロバイダを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
工事ってどんなことをするの?
戸建てか、マンションかで若干手順が変わったりしますが、ざっくり書き出すと↓のような感じです。
1.電柱から光回線を引っぱってくる
2.自宅の外壁に光回線の配線を固定する
3.屋内に光回線を引き込む
※この時に、エアコンダクトから通すか既存の電話配管を使うか、壁に穴をあけるかになります。
4.屋内に設置した光回線機器に引き込んだ光回線を繋ぐ
5.回線を接続した光回線機器と、パソコン機器等の設定をして完了
※パソコンの接続設定は別途オプションにしている事業者が多いです。申し込む際は必ず確認しましょう。
申し込みから工事当日までどんな流れ?
申込み
↓
光回線事業者から電話等でヒアリング
・自宅の環境
・工事日調整 等
↓
工事当日
↓
開通
このように、要約すると簡単に感じますが、自宅の状況によっては申込前に準備が必要です。
申し込む前にどんな準備が必要?
申込み後、業者から電話が来た時にスムーズに工事日調整に入れるよう、いくつか留意点があります。
・光コンセントの有無の確認
光コンセントがある場合はすでに部屋に光ファイバーを引き込んであるため、自分で機器の接続や設定などを行う「無派遣工事」になる場合があります。
逆に、光コンセントがない場合は、屋外から光ファイバーを引き込むための「派遣工事」が必要となります。
ただし、派遣か無派遣かは申込み後に光回線業者がヒアリングをして判断しますので、こちらから指定することは基本的には出来ません。
賃貸の場合、前に入居していた人がすでに光コンセントを設置している場合も多いです。
お引越しの際はその部分も含めて部屋探しをすると良いですね。
・賃貸の場合は大家さんの許可が必要
持ち家の場合、工事はご自身の判断で自由に行うことができますが、賃貸ではそうはいきません。光回線の工事を実施するにあたって、管理会社や大家さんに許可を取る必要があります。
なぜかというと、回線の引き込み工事は壁に穴を開けたり、外壁等にビス止めをする可能性があり、無断で工事した場合に管理側とトラブルになる可能性があるからです。
工事方法は工事担当者が当日に建物の状況を見て判断し、以下の方法で工事をします。
・エアコンダクトから配線する
・電話線などの既存の配管を使って配線する
・建物の壁に穴を空けて配線する
近年では、なるべく壁に穴を開けない・ビス止めをしないようにする等の業者も多いため、そのことを踏まえて大家さんに相談しましょう。
当日の状況に応じてどのようにするかを大家さんときちんと相談しておきましょう。
・自分の住所が、申し込む光回線の提供エリアに入っているのか確認する
最近では、Webで提供エリア検索が出来るようにしている事業者も多くあります。
ない場合でも、電話で問い合わせればすぐに確認が出来るので安心です。
電話の際は、エリア内の場合は強く営業してくる会社もありますが、法令で契約の強要は違法ですので、まだ比較したい場合はきちんとまだ検討したい旨を伝えれば大丈夫です。
壁に穴は絶対開けるの?
前述の通り、最近では壁を傷つけないように工事するのが主流ですので、エアコンダクトや既存の電話の配管を利用できればそちらで工事を行ってもらえます。
ただ、それができる建物かどうかは、やはり当日工事業者の方が実際に見てみて……という流れになるので、絶対にないとは言い切れません。
大家さんや管理会社に、「当日穴を開けなくちゃいけなくなった場合、どうすればいいか」ということは許可を取るときにきちんと打ち合わせしておきましょう。
工事までに準備しておくことは?
・光回線機器をどこに置くか決めておく
一度工事を行ってしまうと、機器の場所は大体固定されてしまいますので、工事前にしっかり検討しましょう。
PCを使う部屋や、家の色んな場所でネットを使いたい人はWiFiの届く範囲をよく考えて配置しましょう。
・光回線機器の準備
光回線終端装置(ONU)は、基本的にはNTTなどの回線事業者から貸与されます。
1つの回線を複数の端末で使いたい場合や、無線でネットを利用したい場合は無線LANルーターが必要になります。
業者が貸してくれるONUがホームゲートウェイ(HGW)の場合は、ONUとルーターの役割どちらも果たしてくれるので用意の必要がありません。
事業者によっては、キャンペーンなどでルーターをプレゼントしてくれるところもありますが、自分で購入する必要がある場合は工事当日までに用意しておかなければいけません。
最近ではルーターをレンタルさせてくれる事業者も多いので、購入が不安な方は利用してみましょう。
ここまででONUやらルーターやら訳が分からない!という人は、申込時にきちんと担当の方に聞いてみてください。
ルーターレンタルやプレゼントを実施している事業者は下記バナーからチェックしてみましょう!
■おてがる光…時期によってWiFiルータープレゼントキャンペーンが実施されている
■NURO光…無線LANルーター機能が搭載されているONUを無料でレンタル
■ビッグローブ光…1年間無料レンタルで、2年目以降は月550円
・部屋の障害物はどけておく
これは当たり前ではあるのですが、工事業者の方は設置するための道具などを持っていますので、お部屋はある程度方しておきましょう。
工事候補の壁などは特に空けておきましょう!
いざ工事になっても、じゃあ片づけから…となってしまうと、作業時間がどんどん後ろ倒しになっていしまいますので注意しましょう。
立ち合いは必要?
派遣工事の場合は必要になります。
回線を室内引き込む際、内側の設置工事も含まれますので、申込者の立ち合いが必要です。
同居人がいる場合は立ち合いを代理してもらうことは可能ですが、工事担当者と申込者が相談しながら工事を進めていくので、最終判断が出来る人が立ち会った方が良いと感じます。
例えば「穴を開けない予定だったけど、穴を開けなくてはならない」というような状況になった時に、大家さんなどへの確認等々も発生するので、なるべく契約内容を分かっているご本人が立ち会った方が現場がスムーズに進みます。
無派遣工事の場合は、基本的に立ち合いは不要となります。
無派遣の場合、NTT側の工事だけで、申込者側の自宅は工事する必要がないからです。
工事の時間はどれくらい?
業者にもよりますが、大体1~2時間ほどです。
マンションなどの集合住宅の場合は、他のお部屋がすでに光回線を導入などしていた場合は、1時間前後で済む場合もあるそうです。
建物や近隣の状況や、天気の変動にも左右されるので、仕事や用事の合間に工事の立ち合いを挟むのは難しいかと思いますので、できれば1日フリーの日で日程を調整できるのがベストですね。
工事当日が雨の場合は中止?
これも業者によりますが、結論から言うと雨の場合でも工事は可能です。
ただ、天気の度合いによっては作業するための足場が不安定になるため、中止になってしまう可能性が0ではありません…。
その場合は業者から連絡が来ますので、日程を改めて調整しましょう。
申し込みから開通までの期間はどれくらい?
派遣工事の場合、早くても1か月は見ておかないといけません。
事業者とNTT同士の住所登録などのやりとりもあったり、何より工事待ちの人がたくさんいるので、工事で提案される日程がすでに1か月くらい先なのです。
特に、新生活が始まる3、4月や、転勤などの辞令が出る7月や10月。
ここの時期は申込者がガッ!と増えるので、引越しの予定などがはっきりしている人は早めに行動しておくと良いでしょう。
人気の回線になると工事が3、4か月先…なんてこともあるので、申込の際はよく確認しましょう。
無派遣の場合は、うまくいけば1週間~10日くらいで開通します。
必要な機器が事業者から届くので、設置や設定を自分でするのが前提です。
その設置や設定も業者に頼む場合は、日程調整含めてもう少し日数がかかるかと思います。
工事費の相場は?
大体は下記で金額表記している事業者が多いです。
・戸建て派遣工事…19,800円
・マンション派遣工事…16,500円
・無派遣工事(戸建て・集合共通)…2,200円
ただ、回線事業者の中にはNUROなどの独自の設置方法をとっている会社もある為、金額が高く設定されているので注意が必要です。
でも、こういった会社はキャンペーンなどで工事費を実質無料にしたり、時期によっては上記の金額より安くなる場合もあるためしっかりと確認しましょう。
工事費は無料にならないの?
工事費は、光コラボ事業者の特典で無料になっていたり、キャンペーンなどで工事費が実質無料になるような施策が条件付きで組まれていることが多いです。
以下に工事費がお得な事業者のリンクをまとめましたので、気になる方はぜひチェックしてみましょう!
■おてがる光…ADSL・CATV・ISDNから乗換の人限定で基本工事費無料
■ビッグローブ光…36か月継続が条件で実質工事費無料
■So-net光…36か月継続が条件で実質工事費無料
まとめ
いかがでしょうか。
各会社でキャンペーンや提供機器も異なりますので、公式サイトでしっかりと確認してみましょう。
表立って表記されていなくても、各サイトの「よくある質問」のページに行くと案外疑問が解決したりします。
逆に、「よくある質問」のページが設置されていない事業者や、表記にも「よくある質問」にも大事なことが書かれていない事業者は、信頼度にかけるので申込みは慎重にしましょう。
みなさんの工事についての不安や疑問が少しでも軽減されれば幸いです。