光回線を複数の会社で検討している場合、わかりやすく「料金」を比較対象にする方も多いと思います。
ここでよく、比較サイトなどで見かける用語が「実質料金」。
この「実質料金」は、公式サイトなどで表記されている月額と異なりますよね。
今回は、この「実質料金」について簡単にご説明します!
実質料金とは?
実質料金とは、実際にユーザーが光回線を利用した場合の、1ヶ月分の料金のこと。
月額料金との違いは以下の通りです。
・月額料金…1ヶ月の基本使用料
・実質料金…1ヶ月の基本使用料+オプション料金+キャッシュバックなどの金額差引etc…
実質料金は月額以外の料金も加味した金額となります。
実質料金は重要?
重要です!
何故かと言うと、キャンペーンやオプション料金によって実際にかかる料金が変動するため、月額が安い会社を選んだとしても、実際は他社より高い金額になっている可能性もあるからです。
初見で「安い!」と思わせる料金表示をしている会社は多く存在します。
似ている価格の会社で光回線を検討する場合は、面倒でも実質料金の計算をしておいた方があとで後悔せずに済みますよ!
実質料金の計算方法
ざっくり計算方法を書くと画像のような計算式になります。
これだけではわかりにくいので、計算例とともに解説します!
今回は下記の架空の光回線の料金表を基に、計算式に当てはめていきます。
例 | 金額 |
月額利用料 | 3,322円 |
オプション料金 | WiFiレンタルオプション:330円/月 |
工事費 | 16,500円 |
事務手数料 | 3,300円 |
割引月額 | 12か月間割引:1,375円値引/月 |
キャッシュバックキャンペーン | 2年継続で40,000円キャッシュバック |
契約期間 | なし |
上記の表を計算式に当てはめると、
A:(月額料金 3,322円+WiFiレンタルオプション 330円)×契約期間の月数 なし+工事費 16,500円+事務手数料 3,300円
B:割引月額 1,375円×契約期間の月数 なし+キャッシュバック額 40,000円
でも、ここで注意!
契約期間なしの光回線ですが、料金表をよく見ると「キャッシュバック」「割引」の条件に期間が設けられています。
例に挙げている光回線だと、割引は12か月のみ適用、キャッシュバックは2年間(24ヶ月)継続が条件となっている為、各計算式に当てはめると…
A:(月額料金 3,322円+WiFiレンタルオプション 330円)×契約期間の月数 24ヶ月+工事費 16,500円+事務手数料 3,300円
=107,448円
B:割引月額 1,375円×契約期間の月数 12ヶ月+キャッシュバック額 40,000円
=56,500円
(A 107,448円-B 56,500円)÷契約期間の月数 24ヶ月=2,122円
※24ヶ月継続しないとキャッシュバックが発生しない為、最後の計算には期間が長い方の月数を使用する。
例に挙げた料金表では、2年間利用する場合の1ヶ月辺りの実質料金は2,122円となりました。
月額と比べるとかなり金額に違いがありますね。
オプションを付けなかったり、工事が不要になる住宅にお住いの方は、それだけ料金に変動が出ます。
自分が申し込んだ場合に発生する料金を公式サイトなどでしっかり確認しておきましょう!
実質料金を安くするには?
実質料金を安くしたい場合、
・キャッシュバックキャンペーン
・月額割引キャンペーン
・工事費無料
・事務手数料無料
・ルーターレンタル無料
等を行っている事業者を選ぶのがオススメです。
キャッシュバックや工事費無料の場合は、月額から値引きという形で還元される場合もあります。
オススメの光回線
おてがる光
契約期間しばりなし。違約金なし。キャンペーンで工事費無料あり。
So-net光minico
まとめ
実質料金は、時期によって適用されるキャンペーンや料金がどんどん変動していきます。
上記価格は参考程度に、まずは気になる光回線の料金で実質料金を計算してみましょう!
キャンペーンは大体月頭に切り替わるものですので、計算するならそのタイミングがベストだと思います。
計算したキャンペーンの期間がいつまでなのかもしっかりと確認しておきましょう。
価格ドットコムなどでも価格ドットコム特典込みの計算で実質料金が表記されていますので、参考にすると便利です!