快適性が高く長く契約するほどお得な光回線も、利用シーンによっては短期契約が必要になる場合があります。
そういったケースではまず、利用に必要な手続きや条件を踏まえて、実現の可能性を見極めることが大切です。
一般的に新規契約で開通を目指す場合は、1週間から2週間程度の工事期間が発生します。申込日に工事決定までの日数、それに工事完了後の待ちも所要日数に加わります。
利用開始までに待つ時間は少なくありませんが、肝心なのは開通してから使いたい期間だけ使えるか否か。ここでは短期間かどうか?ですね。
そこで光回線サービスを短期契約できるのか?について調べてみました。
短期契約可能な光回線はある?
結論から言うと短期契約専用のプランはありませんでした。
光回線は固定サービスかつ工事にコストが掛かるので、短期間での利用はどこの会社も想定していない傾向です。
2年・3年単位の契約期間が設定されたり、長期契約で割引キャンペーンが適用されているように、提供事業者は長期利用を望んでいることがわかります。
利用期間が短ければ光回線事業者は手続きの手間や新規のお客さん獲得するための広告宣伝費などデメリットしか発生しないので、短期契約プランを提供したり契約を結ぶ理由はありません。
ただし短期間だけ利用することはできます。
短期利用するには途中解約すべし
1つ目は普通に長期契約プランにして途中解約する方法。
長期プランでも契約期間中に解約することは可能ですし、そのときのデメリットを理解した上で選択することもできます。
長期契約プランは、あくまでも年単位で利用が想定されているものですが、自分の都合でいつでも好きなタイミングで中途解約すれば問題ありません。
ただ契約を満了しない場合は違約金が発生するので、その点に納得できれば実質的に光回線の短期契約実現となります。
違約金はいくらくらい?
光回線解約の違約金は数千円から数万円といったところで、契約書の内容や解約時期によって左右されます。
それでも解約を制限するルールはありませんから、利用者が希望するタイミングで止めることは自由です。
違約金の発生に納得できない、あるいは通常の方法で利用したい時は、他の選択肢を検討することになります。
多くの光回線が年単位を想定している以上、違約金なしで短期間だけ使うのは難しいです。
違約金を支払う以外の方法はないの?
代替案としては高速通信のモバイル回線を選択したり、既存の契約者に短い間だけ使わせてもらう方法です。
前者は光回線(固定回線)の条件から外れるので、光回線ほどの安定性はなくなるでしょう。
一方の後者も妥協案の一つに過ぎませんから、最初に希望した条件を満たせるかといえば微妙です。
むしろ正攻法で工事や開通の手続きを受けたり、短期間で違約金なしに解約できるのが理想的です。
光回線はプロバイダと回線のセットだけでなく、別々に提供されて個別に加入できるケースもあります。
この場合は申込みや加入を別にすることで、通常通りに利用を始めたり、数ヶ月程度で普通に解約できたりします。
ポイントはプロバイダや回線のコラボセットを選ばず、分けてインターネット回線を開通させることです。
消費者にはプロバイダを選ぶ権利があって、条件次第で違約金の発生が免れるというわけです。
他にも選択するプロバイダによっては、引っ越しを理由に短期間でも解約できるようになっています。
このケースでも実質的な短期契約が実現しますし、使った分以上のお金を払うことなく止めることができるでしょう。
とはいっても、みなさんは大抵キャッシュバック特典などが付いてる代理店での契約を選択するはず。
となると別々に加入することはできないでしょう。
割引特典をあきらめるのも1つの方法です
割引が適用される加入方法を選ぶと、契約期間の縛りが発生して解約が難しくなります。
キャンペーンで特典が提供される加入方法は、とくに短期間で解約するのが難しくなる契約内容です。
中でも、長期利用が前提で最初の数ヶ月分が無料などの特典は、その間の解約を通常よりも難しくするハードルに変わります。
ここであえてキャンペーンを利用せず、特典の適用を断ることで短期契約の実現可能性がアップします。
広告や公式サイト掲載のプランだけがすべてではない
光回線やプロバイダは、選んで欲しいプランを前面に押し出しますが、実は表にでてないだけで他のプランやオプションも用意されていることもあったりします。
申し込み時にすべての選択肢の提示を求めることで、隠れていたプランやオプションが選べる可能性もあります。
注目すべきは期間に縛りがない、または希望する期間だけ利用が行える選択肢です。
単体のプラン選択では実現が難しくても、オプションと組み合わせることで実現することもあります。
逆に最初に無料のお試し期間を用意していて、途中で解約しても違約金が発生しないケースも存在します。
こういった場合は無料期間終了後の料金がお得で、利用者の負担を減らすことで魅力を高めているわけですね。
解約時の負担がまったくないとは限りませんが、毎月の料金や違約金を支払うよりは手頃な金額で使い終えられます。
回線やプロバイダの加入の検討において、大切なのは条件の確認やオプションなどの組み合わせによる短期契約実現の可能性です。
大抵の光回線業者は短期解約を用意していないものの、契約条件しだいで短期利用ができるでしょう。
強引に利用を止める選択肢もありますが、ムリをすると経済的な負担が発生したり今後の契約の難易度が上昇します。
理想はやはり、最初から短期を想定して加入したり穏便に終了することでしょう。
実は契約期間縛りなしの会社もある
ここまでお伝えした通り、大抵の光回線プランは長期契約を前提としており、契約期間に縛りが設けられているのが一般的ですが、実はもともと契約期間に縛りのもうけられていないプランを提供している会社もあります。
たとえば、「おてがる光」は契約期間に縛りがなく、解約時の手数料もかからないプランです。月々3,608円と料金もお手頃です。
このプランであれば、短期契約が必要な場合にも違約金が発生せず、仮にそのまま長期で契約を続けたいとなった場合にも月々の料金が安いので安心ですね。
まとめ
長期契約がメインになっている光回線を短期間利用する方法を調べてみました。
短期契約プランは用意されていませんが、割高な料金や違約金を覚悟の上であれば短期契約と同じような使い方をすることは可能です。
ただし割引特典はついてこないので、工事代や解約違約金などかなりもったいないことになるのは間違いありません。
また会社によっては契約期間に縛りがなく、解約時の手数料もかからないプランも用意されています。
上手に選んで、お得に利用したいですね。