マンション全戸一括インターネットを契約できる業者や料金、大家さんのメリット・デメリットまとめ

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今やお仕事でもプライベートでも1家に1回線のインターネット回線は欠かせない時代となり、水道、電気、ガスと並んで生活インフラの一部となっています。

総務省発表データによると、日本の全世帯数が約5500万世帯に対し、固定回線契約数は約4000万件で、約75%が利用している計算です。

スマホやモバイルルーターなどの無線型回線サービスも含めたら、1家どころか一人1回線以上になるでしょう。

そのような事情から、せっかくの立地条件の良さや生活しやすい間取り、さらにお手頃な家賃を提示したとしても、インターネット回線が完備していなければ契約の候補から外す選択をする人もいます。

逆にインターネットが完備されているなら多少の高い家賃となっても構わない、という入居希望者も少なくありません。

新たな時代の波に対応し、賃貸物件としての価値を高めて入居率をアップするためにもマンション全戸一括インターネットを契約する事例が増えています。

そこで大家さんの空室対策にも役立つマンション全戸一括プランを提供している業者とその料金についてまとめました。

マンション全戸一括インターネット契約できるサービスは?

これまでも大手通信キャリアに依頼をすれば個別プランの提案を受けることが可能でしたが、NTT東日本/西日本において賃貸物件の大家さん向け「全戸加入プラン」の提供を開始したことがきっかけとなり同業他社の参入が相次ぎました。

ここではNTTの全戸加入プランを詳しくみていきます。

フレッツ光 全戸加入プラン

NTTの全戸加入プランの料金

とくにNTT西日本が提供している「全戸加入プラン」では初回に必要となる設備の工事費などのイニシャルコストや、サービスイン後に必要となる保守点検、メンテナンスなどのランニングコストも無料で提供されています。

それを実現しているのは、名目上はマンションの一角をネットワーク機器の設置場所として通信事業者に貸与する形となり、一度工事が完了すれば恒久的に通信事業者は複数の入居者からまとまった収益を上げられ、大家さんは価値の上がった物件により家賃収入が得られるという双方にとってウィンウィンとなるビジネスモデルです。

大家さん側が負担する費用

大家さんの側で考える必要があるのは、各種ネットワーク機器の電気代の支払いと、光ファイバーサービスとプロバイダーなど月額利用料金の費用の振り分けです。

光ファイバー回線の利用料は戸数により金額が変わり入居者が多いほどリーズナブルとなり、1戸あたり最安値で3000円から4000円程度、高い場合で4000円から5000円程度となります。

それらの料金を大家さんが一括して支払うことになりますが、ここで入居者に一切の金銭的な負担を求めずにインターネット無料のマンションとしたり家賃に転嫁する方法だけではなく、別途オプション料金として徴収するなどさまざまな選択肢があります。

NTTの全戸加入プランの工事

そんな「全戸加入プラン」で実施する工事には大きく分けて「ひかり配線方式」「LAN方式」「VDSL方式」の3つがあり、予算や物件の状態などに合わせて選択可能です。

ひかり配線方式

「ひかり配線方式」は全戸に各戸で占有できる1本ずつの光ファイバー回線を敷設するもので、戸建て住宅と同様に快適なデータ通信が利用できるのが最大のメリットである一方で、光ファイバーケーブルを新規に敷設するため工事に時間がかかるだけではなく、物件の構造によっては工事が不可能となる可能性も少なからずあります。

LAN方式

「LAN方式」は1本の光ファイバー回線を全戸で共用する形となり、1戸あたりの月額利用料金が前述の「ひかり配線方式」と比較して約半額とリーズナブルになる一方で、1本の回線を奪い合う形となり回線速度は大幅に低下してしまいます。

が、光ファイバー回線と違いLANケーブルならば窓の隙間やエアコンの配管を通せるなど特殊なケーブルのバリエーションが豊富なため、「ひかり配線方式」が不可能だった物件でも導入できる可能性が高い方式です。

VDSL方式

「VDSL方式」は物件の共有スペースまでは光ファイバーケーブルを通し、VDSL装置により信号形式が変換され従来の電話回線で利用されているメタル回線を通じてデータ通信を行う方式です。

伝送速度は最大で100Mbpsと今の時代となってはやや物足りなさを感じるデメリットがある一方で、多くの物件ではすでに固定電話用のメタル回線が敷設されているため、屋外から壁面を通して共有スペースまでの光ファイバーケーブルの敷設とVDSL装置の設置だけで済むため工事が非常に楽です。

また月額利用料が、各種割引サービスの適用でわずか2650円からというリーズナブルな料金になるのがメリットです。

今後の主流はひかり配線方式

「LAN方式」と「VDSL方式」は今後終息の方向に向かっており、止むを得ない事情を除けば原則「ひかり配線方式」が主流となるのと同時に、多くの入居者のニーズに応える方式です。

空室対策にも効果的

全戸一括で空室解消

これらの取り組みにより入居者が引っ越してきたその日から快適なインターネットが利用できるとなれば、物件の価値を高めて空室を皆無とするのも不可能ではありません。

これまでは大家さんが個別に各通信事業者に問い合わせを行い、提案を受けてから価格やサービスの交渉や検討を行うなど煩雑な手間がかかり、デジタルデバイスやインターネットについて必ずしも豊富な知識と経験を持っているとは限らない大家さんにとっては高いハードルとなっていました。

その一方で現在はNTT東西が提供している「全戸加入プラン」を始めとするパッケージが提供され始めたことから、加入へのハードルは格段に下がり導入事例が続々と増えています。

まとめ

マンションオーナーにおすすめの全戸一括契約プランについて紹介しました。

映画やドラマ、音楽やマンガなどエンターテイメント関連はほぼインターネット上で楽しめる時代になりました。

またちょっとした調べ物だけでなく、確定申告などの特殊なものまでインターネットで済ませられる現在において、インターネット環境はなくてはならないもの。

それだけに物件選びにおいても大事なポイントです。

とくにマンションにおける光回線契約は戸建てより不自由な面もあるため、大家さん側で最初から全戸に導入されていると、入居者にとっては助かるでしょう。

そして大家さん側も、契約個数が多ければ料金が安くなることもあるため、家賃に上乗せするにしてもお得な料金を設定できることになります。

ぜひ積極的に全戸一括契約を検討してみてください。

大家さんと入居者がWIN-WINの関係になることができるでしょう。

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