最終更新日 2024年2月8日 by 管理人
はじめに
第1章 光回線とは
1-1 光回線の利用者が多いのはなぜ
光回線とはどんなものかについて簡単にご説明いたします。まずインターネットに接続するには、インターネット回線とインターネットプロバイダーとの契約が必要となります。
インターネット回線には、光回線、ADSL、ケーブルテレビ、モバイル通信などがあります。その中で一番利用者が多いのが光回線なのはなぜでしょう。
それは光回線は他の回線と比べて通信速度が速く、光ファイバーを利用しているため、電波の影響を受けにくく、安定した通信が可能だからです。また、国が光回線を推奨していることもあり、対応エリアが広く、どこででも利用できるという特長もあり、光回線を利用する人が最も多いのです。
1-2 光回線とは
光回線は光ファイバーケーブルを利用しています。光ファイバーは光信号を伝送するため、電気信号を伝送するLANケーブルより高速で長距離の通信が可能です。また電波の影響も受けにくく安定した通信ができます。
光回線の最大の通信速度は1Gbps(1秒間に10億ビットのデータが通信できる速度)と言われています。平均の速度で考えると100Mbps(1秒間に100メガビットのデータが通信できる速度)〜300Mbpsくらいになります。
ビットとは情報量の単位で、1ビットでの情報量は「2」となります。この「2」は「0と1」で2つという意味です。例えば、「はいかいいえ」、「ONとOFF」、「黒と白」などの情報を表すことができます。その考え方で100ビットの情報量は、2の100乗=1,024,000,000,000(100億)となります。
ADSLでは最大の情報量は5Mbps〜50Mbps、ケーブルテレビは最大100Mbps〜1Gbps情報量とされていて、圧倒的に光回線の通信速度だけでなく伝送できる情報量も多いのです。
第2章 光回線の選び方
2-1 光回線の選び方
光回線には3つの種類があります。
- フレッツ光
NTT東日本とNTT西日本が提供する光回線です。全国に広く整備されており、最大10Gbpsの通信速度を実現できるため、安定したスピードのある通信速度で利用することができます。
- 独自回線
NTTの回線を利用せずに自社独自で構築した光ファイバー網を利用した、電力会社やケーブルテレビ局などの光回線サービスのことです。NTT回線の利用者数より少ないこともあり、通信に混雑があまりなく、低価格で利用をすることができます。ただし提供できるエリアに限りがあるため、独自のオプションプランなど含め、業者ごとによく調べて利用することが必要です。
- 光コラボレーション
NTT東日本とNTT西日本が、プロバイダーや携帯キャリア(ドコモやau、ソフトバンクなど)などの事業者に対して光回線を卸すことで、プロバイダーや携帯キャリア業者がユーザーに提供するサービスのことです。
どの回線を選べばいいのかは、ご自分の利用環境や利用目的に合ったものを選ぶことです。
2-2 用途別の選び方
光回線を選ぶにあたって用途別にはどんなものがあるでしょうか。
- ① メールやSNSでの利用
- ② 動画視聴などでの利用
- ③ テレワークやオンライン会議での利用
- ④ オンラインゲームでの利用
通信速度は平均的なもので十分なので、月額料金が安いのを選ぶといいでしょう。
動画視聴で利用の場合は、通信速度は10Mbps以上あれば十分です。ただし、4K以上の高画質の動画を視聴する場合は、通信速度がもっと必要になります。そして安定した通信速度が望まれるので、提供エリアが広い光回線を選んでください。
テレワークやオンライン会議での利用は、第一に通信回線の安定性が重要視されます。またデータのやり取りなどもあるため、大容量のデータを送受信できるように通信速度の速いものを選択してください。回線会社によっては、契約期間を短期で設定できるところもあります。テレワークやオンライン会議などで一時的に利用する場合は、短期間での契約ができるところをお勧めします。またセキュリティーの対応をしっかりやっているところを選ぶというのも忘れないようにしましょう。
ストレスなくゲームを楽しむには、大容量のデータを送受信でき、安定性のある光回線がお勧めです。オンラインゲームを利用する際の通信速度は30Mbps以上あるものを選びましょう。
第3章 光回線業者のおすすめ
3-1 光回線業者とは
選び方ポイント
- 住んでいる地域で利用できるか
- 通信速度はどのくらいあるか(実測値での通信速度を提示しているところを選びましょう)
- セット割り(光回線とスマホ)が適用されるか
- キャンペーンや割引があるか
- 工事費はどのくらいかかるか
以上を踏まえ、総合的にはやはり全国規模で提供できる業者が良いと思います。
その中でおすすめなのが、やはりお手持ちのスマホの業者と同じところです。
例えば、スマホがドコモならば「ドコモ光」、ソフトバンクなら「ソフトバンク光」といったように、光コラボにすれば、管理も楽ですし、セット割引サービスもあります。
また月額料金を安くしたいという場合は、地域密着型の光回線業者がおすすめです。
用途でのおすすめ例
通信速度と安定性が一番重要視されるオンラインゲームで利用する場合のおすすめ
どちらも通信速度と安定性では満足がいくもので、オンラインゲームを利用する場合におすすめです。
短期利用の場合のおすすめ
- @スマート光: 解約しても解約費用がかかりません。
- excite MEC光: 解約しても解約費用がかからない条件がある。
これらの業者は短期利用を希望する方におすすめです。
賃貸やマンションの場合のおすすめ
賃貸やマンションでの安定利用を希望する方におすすめです。
まとめ
光回線業者は多数存在し、選び方には様々な要因が影響します。契約前に環境、用途、予算、契約期間を考慮し、プランを選びましょう。
この記事が参考になれば幸いです。